元プロレスラーで参議院議員も務められたアントニオ猪木さんが、2022年10月1日お亡くなりになりました。
夏休み中に、テレビ番組で拝見したときは、闘病中とのことで以前に比べて随分瘦せている感じはしたけれども、声もしっかりしていて、まさかこんなに早く旅立たれるとは、想像もつきませんでした。
ご冥福をお祈り申し上げます。
私はプロレスのことはよく知りません。
プロレスラーのころの猪木さんよりも、国会議員になられてからのご活躍、外国に乗り込んでいく姿や、震災復興に尽力される、どんどん突き進んでいく猪木さんスタイルが思い出されます。
赤いマフラーで登場し場を沸かせ、またテレビの画面越しにもパワーを送る、まさに、ヒーローと呼ぶにふさわしい人でした。
『元気ですかー』や『1、2、3、ダー!』のパフォーマンスは世代を超えて誰もが知っているし、モノマネすれば、一発で猪木さんだとわかる。
本当に老若男女問わず愛された人でした。
炎のファイター 燃える闘魂
何と言っても、アントニオ猪木さんのテーマ曲「炎のファイター」は知らない人がいないと思います。
プロレスラーの猪木さんを知らない中高生世代でも、この曲は絶対耳にしたことがあります。
元々この曲は、伝説のプロボクサー「モハメド・アリ」さんために作られた曲だそうです。
アリさんが日本の友人の一人である「アントニオ猪木」さんにプレゼントし、猪木さんのテーマ曲にアレンジされたようです。
そして、さらに最近では、吹奏楽・ブラスバンド向けにアレンジされた「燃える闘魂」を、高校野球の応援曲としてよく耳にします。
現役時代のアントニオ猪木さんを彷彿とさせる、闘争本能を呼び起こすように繰り返されるリズム。
そして、難病を患ってからもなお、回復に向けて頑張る姿を発信してきた猪木さんの生きざまは、諦めずに勝負に挑む高校球児への応援歌にぴったりだと思います。
音楽とともに語り継がれていく英雄。
アントニオ猪木さんは、ブラスバンド界にも間違いなく足跡を残されました。
ブラバン!甲子園
甲子園の灼熱のスタンドで連日演奏される音楽を集めた「ブラバン!甲子園」(「ブラバン!甲子園・電子盤 灼熱の濃縮編!」)にも、「燃える闘魂」が収録されています。
【収録曲】
- アフリカン・シンフォニー〔声援無版〕
- 必殺仕事人
- ラ・マカレナ
- 狙いうち
- 燃える闘魂
- ファンファーレ(天理高校)
- どか~ん
- 紅
- 負けないで
- 宇宙戦艦ヤマト
- オオカミ少年ケンのテーマ
- サウスポー
- 早稲田大学 チャンスパターン・メドレー:大進撃~早稲田コール
- ルパン三世のテーマ’78
- 夏祭り
- 残酷な天使のテーゼ
- 慶応義塾大学 チャンスパターン・メドレー:突撃のテーマ~コールケイオウ
- 慶応義塾大学 チャンスパターン・メドレー:ダッシュケイオウ
- タッチ
- 会いたかった
- 行くぜっ!怪盗少女
- みんなのうた
定番曲からアイドル曲まで、とにかく元気をもらえる音楽ばかり。
この先何年も何十年も、アントニオ猪木さんのテーマ曲だった「炎のファイター」そして「燃える闘魂」は、演奏し続けられることでしょう。
きっと空から「元気ですかー」の声が聞こえるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。