吹奏楽部に入部したら、必要になる物がいくつかあります。
吹奏楽部は学校によって規模も様々なので、必要な道具も変わってきますが、ここでは一般的なものを紹介します。
部員全員が必要なもの、楽器ごとに必要なもの、あれば便利なものなど、娘が実際に入部時に購入したものや、先輩保護者に聞いたものを参考にまとめます。
もちろん、顧問の先生や配属楽器の先輩から、これが必要だよっていうアドバイスをもらえますので、ご安心ください。
でも、あらかじめ必要な物がわかっていれば、自分のお気に入りをさがせますし、お買い得な時に手に入れることもできますよね。
まず一番に揃えるもの
部活動がはじまると、購入品リストが配られます。
娘の学校では、学校の備品や楽器を納入している業者が作成したものが配られました。
どの楽器の担当になっても必要なのが
楽譜管理用のスケッチブック又はファイル
吹奏楽部では、演奏する曲の楽譜が配られ、各自が管理するようになります。
スケッチブックやノートに貼り付けたり、ファイルに挟んだり、自分が使いやすいものでいいと思います。
娘は、先輩と同じスケッチブックを学校紹介の業者から購入しました。
最初は楽譜を糊で貼り付けていましたが、先輩のを真似て、マスキングテープで縁取りしたり、可愛い付箋でメモを貼ったりして、モチベーションが上がるように工夫をしています。
また、ファイルは普通のA4ファイルでも使えますが、何か書き込むときにはその都度楽譜を取り出さなけれはならないので、楽譜用ファイルをお勧めします。
こちらは、全面を覆ってないので、そのまま書き込むことができます。
参考価格 スケッチブックタイプ 990円(学校でまとめ購入)(インターネットだと500円前後)ファイルは1500円~
特に学校からの指定が無ければ、スケッチブックでもファイルでもどちらでもよいと思いますが、この楽譜を持ってコンクールや演奏会に出演するので、自分だけ背表紙の色が違うのは避けなければなりません。
コンクールを観覧したところ、マルマンの黒のスケッチブックを使っている学校が多いように思いました。
チューナー
チューナーとは、楽器の音程(ピッチ)を確認して合わせる為の道具です。
各自が楽器の音をひろって、基準となる周波数と比較してピッチを合わせていきます。
チューナーは毎日使用するものなので、自分用のチューナーを購入するのが一般的なようです。
チューナーにはメトロノームの機能がついてるものや、チューナーマイク(周りの音に左右されず、自分の楽器の音だけ拾うマイク)とセットになっているもの、また、ディズニーとコラボした限定デザインなども出ているので、お気に入りの一台を探してください。
ちなみに、娘はSEIKOの「メトロノーム&チューナーセット マイク付き」をインターネットで購入しました。
参考価格 インターネット購入\4600
吹奏楽部では、合奏したり分かれてパート練習をしたり個人練習をしたりと、結構移動をします。
その度に楽器や道具を抱えて移動するので、チューナーとメトロノームがバラバラだと、それだけ荷物が増えます。
ですから、購入の際にはメトロノームの機能が付いたチューナーを選ばれることをお勧めします。
譜面台
譜面台とは楽譜を立てておく台のことです。
合奏でも個人練習でも譜面台は使用しますし、コンクールやその他演奏会に出演するときにも必ず持参するので、個人で購入し、一人一台持つのがほとんどです。
譜面台は移動時には必ずセットで持っていくことになるので、重い譜面台だと大変です。なるべく軽量タイプが扱いやすいですが、すぐに曲がったり壊れたりするようなものは避けなければなりません。
自分で購入するときは、丈夫さ、コンパクトさ、組み立てやすさ、重さなどをチェックしながら、選定してください。
娘はヤマハの譜面台を購入しました。
軽くて持ち運び用のケースも付いているし、小物を置くトレイラックも付いているので使い勝手は良いようです。
参考価格 インターネット購入で6000円
メーカーのこだわりがなければ、2000円位の安価な物もあるので、口コミをよくチェックしながら選んでください。
カラフルな譜面台もありますが、部活で使用なら黒が無難です。
担当楽器ごとに必要な物
楽器のメンテナンスの道具
楽器は使用するたびにお手入れが必要です。
練習後の掃除が不十分だと、楽器が傷んでよい音が出なくなることもあります。
楽器のお手入れグッズは担当する楽器によって種類が異なるので、最初は『トランペットお手入れセット』のように、すべてセットになっているものを購入し、その中の消耗品が無くなれば買い足すようにすれば問題ないです。楽器ごとに中身が少しづつ違うので、最初に購入するときはちゃんと自分の楽器用のお手入れセットになっているか、必ず確認しましょう。
お手入れセット 5000円くらい(学校でまとめ購入)
リード(木管楽器)
クラリネットやサックスなどのリード楽器は、これがないと演奏ができません。
リードは消耗品なので、一生懸命に練習すればするほど、頻繫に交換が必要になります。
楽器によって値段が異なりますが、1箱5枚、10枚単位で箱に入っており、3000円~4000円で、3か月前後持つようです。
娘の学校では、リード楽器担当の個人負担が増えるのを考慮して、部費から1箱につき1000円の補助が出るようです。
マウスピース(金管楽器)
トランペットやホルンなどの金管楽器は、マウスピースに唇を押し当てて音を出します。
学校によっては金管楽器の担当になったら、マウスピースは自分で購入というところもあるようです。
娘の学校では、特に必要ではないようなので購入はしていませんが、練習熱心な部員は、マウスピースを持ち帰って練習するようなので、子供からの要望があれば考えようと思います。
マウスピースも楽器ごとに専用のものがあり、グレードも様々なようなので、よく検討したいと思います。
参考価格 マウスピース 5000円~
ドラムスティック・練習用パッド(打楽器)
打楽器はドラム、ティンパニ、木琴、鉄琴、シンバル…その他大きい楽器から小さい楽器まで何十種類もあります。
演奏する曲によっては使用する打楽器は異なるので、その都度担当楽器を決めて練習することになります。
ですので、打楽器パートの場合は、基本的に学校の備品楽器を使うので、楽器購入の必要はありませんが、大抵の打楽器奏者は自分用のドラムスティックと練習パッドを購入し自主練習をしているようです。
参考価格 ドラムスティック1000円~、練習用パッド4000円~
トレーニングブック(教本)
担当楽器が決まると、それぞれの楽器の基礎知識や楽器の構え方、運指法を知るために教本の購入を勧められます。学校に置いてあるかもしれませんが、自分の本だと書き込みもできるので、初心者は自分用に持つことをお勧めします。
参考価格 一冊1000円程度(学校でまとめ購入)
あると便利なもの
部活用の道具袋
吹奏楽部は、個人所有のもの、細かいものが多くなる部活なので、自分のものをまとめて入れるトートバッグやポーチがあると、部活中にかさばったり、ほかの人のものと間違えたりすることがなくなるので便利です。先輩達がどんなものに入れているか、尋ねてみましょう。
部活用のタオル
特に金管楽器の担当は、演奏する際、楽器にたまった水分が外に出てくるので、それを捨てるための雑巾(「つばぞう」と呼ぶらしい)が必要です。
音楽用語・記号辞典
部活動の途中、吹奏楽初心者には初めて耳にする用語がたくさん出てきます。
その場で解決できれば良いですが、なかなかそうもいかないので、メモしておいて後から調べることになります。
今は、インターネットでなんでも調べることが出来る時代ですが、手元に一冊吹奏楽用の辞典を置いておくと、吹奏楽部あるあるなどの思わぬ発見があったりして面白いです。
まとめ
楽器の購入は担当楽器に慣れてからがおすすめ
吹奏楽部に入部したら、自分の楽器を買わなきゃいけない、とにかく自分の楽器がほしいと思ってしまいがちですが、まずは学校にある楽器で担当楽器に慣れて、その上で自分の楽器(My楽器)を購入するかどうかを検討しても、全然遅くはないです。
大きな買い物なので、購入するときは顧問の先生や楽器店の方とよく相談して買うのがベストです。
自分に合うリードやマウスピースを見つけ、手入れの仕方もしっかり身に着けてから、楽器探しにはいりましょう。